
内村政光 株式会社グローバルファシリテーション 代表取締役
一瞬で場を変え、15分でバラバラなメンバーのベクトルを合わせ、戦えるチームをつくる専門家。ファシリテーションを駆使した相手との関わり合いで、組織コンサルティング、コーチングをはじめとした事業戦略で成果を出す。得意分野は人材育成、組織改革など。全体最適の戦略からもたされる効果は、目先の戦術にとらわれがちな経営者にまさに目からウロコの体験を提供している。

from 内村 政光
今回のタイトルは、
正確に言うと、
質問5:
「あなたは、物事を
行っているときに、
音楽以外の音を耳に
入れないようにしていますか?」です。
タイトルがこのようになっているのですが、
実は、自分は音楽も耳に入れないようにしています。
(タイトルに期待された方、ごめんなさい)
何故でしょうか?
ゾーンに入る
物事を行うときには、
集中状態「ゾーン」(フロー状態)に入る方が
パフォーマンスを発揮できること、
あるいは成果を上げられることを体験を通して
気づきました。
ゾーンに入ると、音楽を流していても、
音楽ばかりでなくその他の音は聞こえてこなくなり、
普段感じるもの等が感じなくなるのです。
ゾーン体験に遭遇する
2003年のサントリーホールで体験したことです。
その日、私は、クラッシックピアノの世界では、超有名な
エフゲニー・キーシンのコンサートに酔いしれていました。
キーシンと言えば、神様、仏様、キーシン様と
言われる位、素晴らしいピアニストです。
ある曲の演奏中に、突然地震が起き、自分も含め
観客の間では、ざわめきが起きました。
その時、キーシンは?
というと、
平然と何事もなかったように、
ピアノに向かって曲を弾き続けていました。
これが「ゾーン」体験に遭遇した体験です。
同じひくでも、リヤカーを引いているのとは
訳が違いますね。
話を基にもどすと、
「ゾーン」に入ってしまえばこちらのもの
ということで、
音を聞こえなくしてしまっても
同じではないかと思いました。
そこで音楽を止めてみたところ、
より集中力が高まるのを体験したのです。
ですから集中して、時間を有効活用するために、
あえて音楽(特にビバルディやモーツアルトなどのクラッシック)
も耳に入れないようにしています。
では音楽を何のために活用しているのでしょうか?
それは集中ゾーンに入るために
音楽を活用しているのです。
(この他にゾーンに入る方法として、瞑想するなどの
方法があります。これは一時期実践してみましたが、
自分には音楽の方が合っていることがわかりましたので、
現在は瞑想は行っていません。)
従って一旦入ってしまうと、集中を妨げる音楽等は
流さないようにしています。
今回は、前回に比べて文章が短くなりましたが、
それは、重要さとは関係ありません。
短くとも重要なものは重要です。
また、私が実際に行って効果が出ていることを伝えています。
内村式と考えていただいてお読みください。
追伸:以上お伝えした新たな知識は実行されない限り、あなたにとって
価値はありません。
次回は、
質問6:あなたは集中力が途切れた際に、体操を行っていますか?
についてお伝えします。