あなたは他の物が目に入ってきますか?

内村政光 株式会社グローバルファシリテーション 代表取締役

 

一瞬で場を変え、15分でバラバラなメンバーのベクトルを合わせ、戦えるチームをつくる専門家。ファシリテーションを駆使した相手との関わり合いで、組織コンサルティング、コーチングをはじめとした事業戦略で成果を出す。得意分野は人材育成、組織改革など。全体最適の戦略からもたされる効果は、目先の戦術にとらわれがちな経営者にまさに目からウロコの体験を提供している。

from 内村 政光

 

ウィンドウズを始めとして

マルチタスクという言葉は

よく耳にしますが、

 

あなたは、

マルチタスクが、

 

「本当にできるのかな?」と思ったことはありませんか?

 

ということで、今回は

質問4:あなたは物事を行うときに、他の物が目に入ってきますか?

についてお伝えしていきます。

 

今回も、私が実際に行って効果が出ていることを伝えています。

内村式と考えていただいてお読みください。

 

マルチタスクは本当にできるのか?

 

ウィキペディアによりますと、 

マルチタスクとは、

「複数の作業を同時にもしくは短期間に並行して切り替えながら実行することをいう。」

と記載されています。

ある調査によりますと、このマルチタスクは

全人類の2%の人ができると書かれています。

 

このデータによると、

残り98%の人はできないことになります。

 

ちなみに内村は、マルチタスクができると言っている人を

知っていますが、自身は出来ないことが良く分かっています。

その対応策としてタイマーを使って集中させているのです。

 

これを読んでいるあなたが、マルチタスクができる人

ならば、ここで読むのを止めた方が良いかもしれません。

 

そうでない人、

つまりマルチタスクをしない、できない、やりたくない人は

続けてお読みください。

 

マルチタスクにはどんな弊害があるのか?

 

マルチタスクを行うと、

2つの弊害が起きやすくなります。

 

1つ目は、ミスが起きやすくなります。

2つ目は、仕事等やっていることのスピードが落ちます。

 

その理由は、仕事などで考え事をしていて、別な考え事をする場合、

頭の切り替えを行っているわけですが、その際に、ついうっかりが

起きやすくなります。

 

あなたも、メールを書いていて、ふと別なものが目に飛び込んできて、

気を取られて、送るべき添付物を忘れたことがあるのではないでしょうか?

僕にはあります。

 

2つ目のスピードが落ちるのは、仕事で2つあるいはそれ以上

同時並行している際に、頭の中でスイッチを切り替えているので、

直ぐに戻れる場合とそうでない場合が生じます。

 

直ぐに戻れる場合とは、作業をしている場合で、習慣になっていることとか,

考えなくともできるようなことです。

 

一方そうでない場合とは、そのことをするのに考えなくてはならない、

あるいは考えている途中にあるようなことです。

いわゆる思考の本調子に戻るまでに時間がかかるのです。

 

例えば、ブログを書いている場合に他のことを考えながらやるのと

そうでないのとは、要する時間が違うのです。

勿論一気に書き上げる方が短時間で済みます。

 

別な具体例を挙げると、

あなたが120分かかる仕事をしていたとします。

半分つまり、60分経ったところで他の物が

目に入り、それに20分とられてしまったとします。

 

その結果、仕事を終えるのに120分+20分=140分かかります。

また、他のものも実は20分かかるものではなく、同じく120分

かかるものだとしたら、

 

こちらも120分+20分=140分かかりますね。

 

これをリレー形式で集中しておこなうと、

120分+120分=240分 です。

 

先ほどの「他の物が目に入ってしまい、

それに時間を取られてしまう」と、

120分+20分+120分+20分=280分 となり、

40分も余計にかかってしまうのです。

 

そんなことないよと思っているあなた、

試しに時間を測ってみてください。

きっと驚きますよ。

 

ではどうすれば良いのかというと、他の物に目が行ってしまい、

それを行う必要がある場合には、他の人に頼む、つまり

アウトタスキングすれば良いのではないでしょうか?

 

理解度については?

 

趣味のものについては試していませんが、

学ぶための書籍を読む場合、

同時に2冊、3冊をよんだことはあるでしょうか?

 

これをやると実感しますが、効率が悪くなり、

つぎに、ストレスが係り、終いには、投げ出してしまいます。

 

しかも、理解度というと、ほとんど覚えていません。

時間効率が悪くなり、1回で止めました。

 

以上のことから、他の物に目が入ったとしても、

目の前のものに集中した方が時間が短くなり

得るものも大きいのではないでしょうか?

 

やはり前のブログでお伝えした通り、

掛け持ちはまずいですね。

 

以上お伝えした新たな知識は実行されない限り、あなたにとって

価値はありません。

 

次回は、 

質問5:あなたは物事を行っているときに、音楽以外の音を

    耳に入れないようにしていますか?

                  

      についてお伝えします。