· 

あなたはどうですか?

内村政光 株式会社グローバルファシリテーション 代表取締役

 

一瞬で場を変え、15分でバラバラなメンバーのベクトルを合わせ、戦えるチームをつくる専門家。ファシリテーションを駆使した相手との関わり合いで、組織コンサルティング、コーチングをはじめとした事業戦略で成果を出す。得意分野は人材育成、組織改革など。全体最適の戦略からもたされる効果は、目先の戦術にとらわれがちな経営者にまさに目からウロコの体験を提供している。

from 内村 政光

 

今回は夏休み明け特別ブログ

として情報の見方について

お伝えします。

 

ということで、本来の

タイトルは、

「ポポーの実は食べるが、ポポーの樹を知らない人はいる。

果たしてあなたはどうですか?」というタイトルです。

 

情報の地図とは?

 

松岡正剛氏によりますと、

情報には、「地」と「図」があり、

地は情報の背景、基となっているもの、

 

図は、その背景に浮かび上がっている情報の

図柄、見えているものと定義されています。

 

情報を目にあるいは耳にした際に、意識していないと

なかなか見えてこない、あるいは聞こえてこないものが

地です。

 

例えば、西瓜といえば、夏、夏祭り、目隠しという

西瓜から連想された情報が図の情報です。

その背景となるのは、季節、イベント、ビーチでの遊び

と言ったものになります。

 

この地の情報をポポーに変えてみると・・・

図として考えられるのは、バナナとマンゴー、

カスタードクリーム、ビタミンC、島根県、

食べてビックリ、笑顔を引き出す食べ物・・・ 等々

 

色々でてきますね。

同じ果物という分類ですが、

先ほどの西瓜とは全く違った図の情報が出てきます。

 

何故このような図がでてくるかと言いますと、

バナナとマンゴーは「食感」を地に、

カスタードクリームは、「色と質感」を地に、

ビタミンCは、「栄養素」を地に、

島根県は、「町おこし」を地に、

食べてビックリは、「体感」を地に、

笑顔を引き出す食べ物は、食後感を地に、

 

それぞれ考えたものです。

 

もしもあなたが、

ポポー(図)ばかり見て、ポポーの樹(地)を

見ていないとしたら、

 

相手の表面的に言っていることだけが聞こえて、

相手の心や本心が見えていないことに

なるのではないでしょうか?

 

ポポーの実はポポーの樹になっています。

ポポーの実を見たならば、その基のポポーの樹は

何かを考えてみると、普段見えないものが

見えてくるのではないでしょうか?

 

次回は、 もとに戻って

質問4:あなたは物事を行うときに、他の物が目に入ってきますか?                        

      についてお伝えします。