もう試してみましたか? あなたの集中度を測るアセスメント

内村政光 株式会社グローバルファシリテーション 代表取締役

 

一瞬で場を変え、15分でバラバラなメンバーのベクトルを合わせ、戦えるチームをつくる専門家。ファシリテーションを駆使した相手との関わり合いで、組織コンサルティング、コーチングをはじめとした事業戦略で成果を出す。得意分野は人材育成、組織改革など。全体最適の戦略からもたされる効果は、目先の戦術にとらわれがちな経営者にまさに目からウロコの体験を提供している。

from 内村 政光

 

あなたが行動する際、

集中する事が重要なことは言うまでもないのではありませんか? 

仕事は無論、遊びも、食事をする際も、集中は大切です。

特に、情報過多のこの世の中では集中することがとても大切です。

その証拠にアマゾンで集中というキーワードを入れると、

1000冊以上出版されていることが分かります。

 

 

今回は、あなたの集中力の現状を知る一つの尺度として

アセスメントを作成しました。

 

貯時間?

 

友人がよく言っていました。

“お金は貯められるが、時間は貯められない。

その証拠に貯金という言葉はあるが、貯時間という言葉はない。”

このことを考えてみると、如何に集中力を高めることが大切なのか

身に染みて分かります。

 

前振りはこのくらいにして、早速アセスメントしてみましょう。

以下の質問に、Yes か No で答えていきます。

 

質問1:あなたは時間を決めて物事を行っていますか?                 Yes/No

質問2:あなたは物事を行う前に、アルファ波が出るような

音楽をきいていますか?                                             Yes/No

質問3:あなたは1回に一つの事を行っていますか?                        Yes/No

質問4:あなたは物事を行うときに、他の物が目に入ってきますか?      Yes/No

質問5:あなたは物事を行っているときに、音楽以外の音を

耳に入れないようにしていますか?                                      Yes/No

質問6:あなたは集中力が途切れた際に、体操を行っていますか?         Yes/No

質問7:あなたは物事を行う際、事前に瞑想をおこなっていますか?      Yes/No

質問8:あなたは物事をステップで区切っていますか?                        Yes/No

質問9:あなたは集中力が途切れそうなとき、脳に栄養を

いれていますか?                                                              Yes/No

質問10:あなたは正しい姿勢で椅子に座っていますか?                         Yes/No

質問11:あなたは物事を行う際、事前に準備していますか?                   Yes/No

質問12:あなたは物事を行う際、事前に儀式を決めていますか?             Yes/No

 

ここでは、Yes がいくつ以上だと、合格とか、不合格とかを決めることは

しません。 実際、12問全てがYesの人もいれば、そうでない人もいるでしょう。

ちなみに私はYesは8つです。

 

次に、各質問に関する解説を加えます。その方がより理解が進むと思われるからです。

 

質問1:あなたは時間を決めて物事を行っていますか?                  Yes/No

 

あなたは、例えば仕事、学習、調べものなど、物事を行う際に前もって時間を

決めていますか? 

私には、苦い思い出があります。

以前時間を決めずに仕事をやっていた時期のことです。

最初は、“やるぞ!”と勢いに任せて集中していたのですが、

そのうち3時間も過ぎると、ぼーっとしたり、ネットでニュースを見たりして、

時間効率が悪くなり、自分が思う様に仕事がはかどらなかったのです。

 

その結果、徹夜することになり、翌日なんとか間に合わせることができましたが、

翌々日は一日ダウンしていて、仕事になりません。

こんなやり方をつづけていては、次の仕事にしわ寄せがきてしまいます。

 

スケジュール作成の効果

 

そこに気づいてからは、事前に毎日スケジュールを書いてその日を管理しています。

仕事をする際には、その目標と必要時間などをあらかじめ考えているのです。

更にその時間に集中して成果が上がるように、タイマーを使って、時間を区切っています。

 

実際にはタイマーを30分にして終了すると、“ピピピ・・・”と音が知らせてくれます。

タイマーがなると、5分は全く別のことをするようにしてリフレッシュします。

 

実は、このリフレッシュが効果を発揮しているのです。

リフレッシュすることにより、

今までとは異なる全く別の視点から物事を考えられ、

物事を立体的に見ることができるのです。

 

立体的に物事を見る利点として、

“そのものを受け取る立場になって考えることができる。

視点を変えることによる気づきが起きる”等でしょうか。 

 

ところで、リフレッシュに何をしているかって? 

この次のテーマにもなっている音楽を聴いています。

これについては次回のテーマで詳しくお伝えしますね。

 

なお、時間の達人と呼ばれている友人が、33分を区切りにして、

時間の管理を行い、自分の目標達成に役立てている例をお忘れなく。

 

今回は集中するための時間の使い方についてお伝えしました。

 

次回は、私が実際に行って効果が出ている集中のための音についてお伝えします。