
あなたの話は、相手にはほとんど通じていない!
人間関係は15秒もあればつくれますが、
その後あなたの話はどのくらい通じているのでしょうか?
ほとんど通じていないとはどういう意味なのでしょうか?
そもそも何故通じていないと言えるのでしょうか?
こんな話を聞いたことがあります。「相手との人間関係構築は、必然的に既存の慣行を活かして日々の
挨拶から始まり、天気の話をして、相手の素晴らしいところを褒めるというモデル化の原理に則って
いる。 顧客との人間関係を妨げている要因は、セールス担当が顧客との対面にあたり、
自分の頭の中が伝えたいことで満ちているために、しばしば相手の観察を怠り、ラポール形成が
困難に陥ることである。」
今すぐにでも、このブログを見ずに友人に電話でこの文章を見ずに伝えてみましょう。
結果は待つまでもなく、想像がつきます。
一方、こちらは、友人の話です。
「ある時、デパートでスーツを買いに色々見ていると、どこからともなく、和服の美人が寄ってきて、
”ちょっと見てあげるわ”と言って、スーツを選び始めたそうです。
その申し出に驚きましたが、悪い気はしなかったので、お願いしたそうです。
その後、一緒にお茶を飲んでいると、
「もっといいことしない?」と言われ
女性用のトイレへ連れて行かれ、ズボンを下ろしたところで、記憶が無くなったそうです。
気づくと、便座に座ったままで、財布がなくなっていたのでした。
中身はクレジットカードと現金10万でした。
あたりを見回すと、ドアにメモ1枚貼られていたのでした。
「スケベ根性が命取り」と。
この話は一度耳にしたら忘れない、記憶に焼きつく話です。
こちらは、前回のように試さなくともその肝心なところは覚えているはずです。
しかも、この話を信じた人は今後、行動を改める可能性があるかもしれません。
少なくとも初めて会った美女との接し方には注意を払うでしょう。
もちろん、話には、面白い話とそうでないものがありますが、
友人の話はなぜ記憶に刻まれているのでしょうか?
今回お伝えするのは、あなたの話を相手の記憶に残るようにするには、
どのようにすると良いのかをポイントを絞ってお伝えします。
ここでの「記憶に焼きつく」とは、話が伝わり、記憶に刻まれ、影響を与える
つまり、先ほどお伝えしたように相手の考えや行動を変えることにつながるのです。
記憶に焼きつく6つの原則
チップ・ハースとダン・ハースの「アイディアの力」によると、
1. 単純明快である
究極のそれは、ことわざです。 腕利きの庭師のように枝葉をそぎ落とすことです。
2. 意外性がある
情報が溢れている世の中では、相手は注意欠乏症に陥っています。
相手の関心をつかみ、どうやって関心をつなぎとめるかにはコツがあるのです。
3. 具体的である
ビジネスコミュニケーションの多くは、曖昧さのためにつまずいています。
相手の記憶に焼きつきやすくするためには、具体的に、具体的に、です。
4. 信頼性がある
権威という手がありますが、ここでは、伝えるそのもの自体に信頼性がなくてはなりません。
では、どうすれば良いか? 答えのヒント、数字ではありません。
5. 感情に訴える
感情と言ってもどんな感情でしょうか? 相手によってどんな感情に訴えるとよいのか
お伝えします。
6. 物語性がある
伝えたことを行動に移してもらうには、どのようにするとよいのでしょうか?物語を使うこと
です。
この6原則を使うのは、それほど難しくはありません。専門知識も不要です。
でも、なぜ世の中には、記憶に焼きつく話が少ないのでしょうか?
とりとめのないセールストークが多いのはどういう訳でしょうか?
そして、あなたの話はどのくらい相手に通じているのでしょうか?
あいにく、妨げとなっている悪玉がいるのです。 それがあなたの考えを
創り出す妨害をしているのです。 この悪玉とは、
次回お伝えします。 お楽しみに!
今日、この話をあなたにお届けしたのは
まずは原則を知ってほしいからです。
もし、あなたが「自分の話は通じているのだろうか?」
と自分自身に問いかけて、自信がぐらつくようでしたら、
上の6つを意識してみてください。
意識するだけで違ってきます。
急がば廻れ 内村 政光
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