あなたは算数でこんな勘違いをしていませんか?

from 内村 政光

 

あなたは算数でこんな勘違いをしていませんか?

*質問との関係とは?

 

あなたの小学生の頃を思い出してください。

算数の授業があったと思いますが、どうでしたか?

先生の教えかたはどのようなものでしたか?

なぜこの様な質問をするでしょうか

 

 

先日TVを見ていた時のことです。

あるタレントの方が、99が言えなかったのです。

周りの出演者は笑っていました。

その時、そのタレントが言うには、

算数なんて、使わないもの、世の中でいつ使うの?

 

えっ? あなたもそう思った!

 

そこで質問です。

 

算数を学ぶ目的は何でしょうか?

1.      計算ができるようになること

2. 受験に合格するため

3. 社会生活上の知識を得るため

 

そのいずれも?(本当かなあ)です。

 

もちろん、計算ができるようになるのは、

計算が出来ないよりは良いかもしれません。

 

せっかく合格をめざして受験するのですから

合格したいですよね。

 

「読み、書き、そろばん」というフレーズがあるように

生活する上で大切なことは間違いありません。

 

しかしながら、

算数を学ぶ目的は、「考える力をつける」ことなのです。

だから、世の中に出て方程式を使うとか、

代数は使わないとかいうのは、目的を履き違えている

ということです。

 

無論教え方、教える側にも問題があります。

実際に私は、父から強制的に99を暗記させられ、

計算をさせられたりしました。

 

しかしこんなことを続けていても、学校の成績は良くなりますが、

考える力は養われません。 いわゆる地アタマの力は

強くならない、つまり生きる力が養われないのです。

 

算数の目的は、考える力を養うこと

 

例えば、三角形の面積は、底辺✖️高さ➗2です。

この基本がわかれば、

台形の面積の公式の理由がわかります。

1本の対角線を引いてみればよいのです。

 

すると三角形が2つできるので、

上底X高さ➗2 + 下底X高さ➗2 = 台形の面積

ということになりますね。

 

考える力があれば、公式を知らなくとも

台形の面積は出せるのです。

 

この場合、考える力とは、前回お伝えした

「自分に質問する」ことです。

そう考えると、質問って大切ですね。

 

ビジネスもそうです。

 

あなたは、何を自分に質問しますか?

 

なぜ、今回の仕事はうまくいったのか?

なぜ、うまくいかなかったのか?

なぜ、こんな質問を自分にするのか? 等等

 

*「質問」と「問いかけ」の違い

あるブログによると、「質問」と「問いかけ」は

違うとの記載を見つけました。 中でも最も「なるほど!」と

ピンときたのは次の文章です。

 

主体

 質問の主体は質問者であり、主として質問者の情報収集のために行われます。

一方、問いかけの主体は、あくまで回答者であり、

問いかけは、回答者の問題整理・解決のために行われます。

 

これって、「訊く」と「尋ねる」の違いに似ていますね。

 

算数の本来の目的も「自分に問いかける」ことで

地アタマを育てる、すなわち「生きる力」を強くする。

ことではないでしょうか?

だから、今日、このヒントをあなたにお届けしたのです。

 

急がば廻れ 内村 政光

 

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