
by 内村 政光
流行りに惑わされていませんか?
こんにちは、内村です。
先日ある業界の方とお話しさせていただいた時のことです。
その業界では、新しいテクニックの話が持ちきりで、
その手のセミナーはすぐに超満員になるそうです。
確かに、自分が関係しているファシリテーションや
コミュニケーションにおいても流行のセミナーはそうなっています。
例えば、ロジカルシンキングがトレンドだと耳にすると、“それっ!”とばかりに、
セミナーにはせ参じたり、
ストーリーが流行りそうだとキャッチすると、ストーリーに走ってみたり、
この他にも、次元は違いますがツイッター、インスタグラム等が流行ったりしています。
これからも次々と出てくるでしょう。
それらはそれらで世の中が便利?になるのでしょうが、
方法ばかり追いかけても、時間とお金とエネルギーを使うばかりで
疲弊してしまいます。 実は筆者もそうして疲れ果てた一人です。
森を見る
では、もしもあなたが流行に惑わされず本質を追及したいとしたら、
どうすると良いのでしょうか?
それは森を見ればよいのです。
森を見るって?
森=全体 を見るということが大切なのです。
一本、一本の木ばかりを見ていると、当然全体は
見えません。
例えば、あなたが営業担当で、売上を上げることが
目標だとします。
売上=木と考えると、売上ばかりに目が行ってしまいます。
つまり、売り込みなどの戦術ばかりに目がいってしまうと
いうことです。
ところが、森=全体から見ると、売り上げを上げることが
目標だとしたら、全体から「売上目標を上げること」を
俯瞰してみることができます。
まずは現状を把握すること
ここからがとても大切なところです。
1.全体を見るには、まず現状を把握します。
つまり、“今はどうなっているのかな?”ということです。
この例でいうと、「売り上げが上がらない」ということでしょうか。
そして、ここの取り扱い方が最初のポイントです。
何らかの原因があって今があるわけですから、
まずそれを明らかにすることが大切になるわけです。
2.現状そうなっている主な「要素」つまり要因、別の言葉でいうと、
現状に影響を与えたものを4~6挙げます。
例えば、人、商品/サービスそのもの、 商品/サービスの提供方法/
価格, 場所等です。
これは言葉でよりも、図を見ていただいた方がわかりやすいので、
以下の図を見てください。

どうでしょうか? 言葉だけで考えているのとは異なり、
視覚を使ってみると、気づきが起きませんか?
ここから得れらることとは?
人は問題を目の前にしたとき、目の前の問題に
捉われがちになります。
それも一つの問題解決の方法です。
しかし、そればかりに捉われていると、
解決手段が狭くなります。
しかも、それが本質的な解決方法であったり、
素晴らしい方法ならばよいのですが、
そうとも限らないのです。
往々にして、解決方法を一つ見つけると、
そこで考えるのを止めてしまうことってありませんか?
筆者は答えが見つかると安心してしまい、それ以上
考えようとしませんでした。
後で、振り返ると、“こんな方法があったんだ!”ということも
しばしばありました。
そうなると、まずやるべきことは、前回のブログで出てきた
「考え方、思考法の訓練」を行うことです。
アイディアを生み出す考え方、思考法の訓練、
そして、それを引き出すファシリテーションの力が必要になってきます。
実は、あなたのアイディアを生み出す力を今どのくらいあるのか?
を測る方法があります。
一度試されることをお薦めします。
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