
by 内村 政光
悪夢のようなこと
こんにちは、内村です。毎日暑いですね。
前回のブログでお伝えしていましたように、今回は
ホットなニュースをテーマにしながら視点を変える方法をお伝えします。
一昨日のことです。 草刈りをしている最中でした。
奥さんから頼まれた部分を刈っていたのですが、
彼女が大切にしていたポポの木を誤ってというか、“あっ”と思う間もなく
スポンと刈ってしまったのです。
あわてて、刈ってしまった木をもとのところに差し込んでみたのですが、
時すでに遅しで、元には戻りません。
3つの視点
彼女にしてみれば、天塩にかけ大切に育てていた木を切られたわけですから、
烈火のごとく怒るのは当然です。(第一の視点、植えた本人の視点)
筆者としても草を刈る際には十分気をつけていたわけですので、
切ってしまったのは大変申し訳なく思っているわけです。
(第二の視点、刈り取ってしまった人の視点)
そしてもう一つの視点、このポポを楽しみにしている人からの
視点としては、せっかく70cm近く大きく育ったのに、もったいない、
惜しいことをした。 つまり第三の視点、消費者の視点
これを仕事で考えると
例えば部下が得意先で失敗し、今後出入り禁止となった場合に、
唯単に叱るのは、得策とは言えないことがわかります。
何故か
叱られることによって部下が学ぶことの一つに、“また叱られたくない”という
気持ちがあります。
そこで、ヒアリハットをふくめ、上司等に叱られるような情報、報告をすることが
段々少なくなってくるのです。
しまいには、何か言うと叱られると思い込んで、当たり障りのないことしか
言わなくなってしまいます。
知らぬは上司ばかりで、こんな恐ろしいことはありません。
情報の受けるタイミングが遅すぎると取れる対応策が極端に少なくなって
しまうことが往々にして起きるからです。
ではどうするとよいか
問題を起こした本人に様々な視点(少なくとも3つの視点)から
その問題を感じさせる、考えさせるのです。
上記の場合ですと、
1.本人の視点
2.上司の視点
3.相手の視点
この3つの視点に立って、その時に感じたことを紙に書くという方法です。
ここでのポイントは異なった役割になり切って書くところです。
物事の見方は視点によって決まるので、いろいろな視点からみることが
その本質を捉えることになります。
別な言い方をすると、複数の視点は理解の奥行きを深めるので、本人の
成長につながります。
これを読まれた方は、是非お試しください。
感心している場合ではないですよ。 本当に! (言い過ぎか!?)