
by 内村 政光
クリエイティブ・シンキング(思考)とは
今回から数回に分けてクリエィティブ・シンキング(思考)についてお伝えしていきます。
世間では天才といわれている人がいます。
その天才はどのように考えている、或いはいたのでしょうか?
アインシュタイン、エジソン、レオナルド・ダ・ヴィンチ、ピカソなどの思考法は、
クリエィティブ思考と呼ばれています。
彼らは、相対性理論、蓄音機、自転車など、それまでにないものを考え出しました。
彼らの思考法に共通する考え方があります。
それは、それまでの考え方を単になぞるのではなく、
生産的に考えていたのです。
ここでは、天才と呼ばれている彼らの考え方をもとに、
クリエィティブ・シンキング(思考)とは「生産的に考えること」とします。
つまり、過去の経験等にとらわれない、再生的に考えないということです。
1+1=3?
例えば、
1+1=2 (Ⅰ+Ⅰ=Ⅱ)
小学校で教わったのはこれですよね。
筆者は親から頭を叩かれながら小学校に入る前に
「このくらい覚えとけ!」と言われ、教わりました。
しかし、よ~く考えてみると、この計算は線を視点としてみた
考え方です。
Ⅰ+Ⅰ=Ⅱのように視点を「面」に置くと、
三つの同じ幅が見えてきます。
二つの黒い面と、間にはさまれた一つの白い面です。
その結果、1+1=3になるのです。
1+1=4?
さらに、2本の線を並べるのではなく、重ねてみると、
1+1=4 とも考えられます。
例えば、
Ⅰ + Ⅰ = +
というようになります。
このように、単なる1+1には、1を線と考えるか、面と考えるかによって
多くの意味が考えられます。
つまり、ある特定の視点は、多くの視点の一つに過ぎないことがわかります。
問題を過去に照らし合わせた、決まりきった視点ではなく、
様々な視点から見ることによって、可能性が広がってくるのですね。
天才と呼ばれているレオナルド・ダ・ヴィンチは、何かアイディアが閃くと、
意識して様々な視点に考えたそうです。
そうですか?
えっ? ダ・ヴィンチは天才だからいろいろな視点から考えられたのじゃないかって?
そうですか?
あなたも、私も過去の経験に基づく沢山の考えを持っていて、成長するのに
役立てています。
しかし、1+1=2 のように、考えに多様性がなくなると、考え方は錆びついてしまい、
おもしろみもなくなり、仕事上だと、競合に負けてしまうことになります。
電話の発明しかり、複写機しかりです。
次回から、天才たちが考えた考え方をいろいろお伝えしますので、
あなたのお仕事や普段の生活に役立ててください。
つづく
ところでトップ画面にはハートの8のトランプが載っています。
このトランプには「8」がいくつあるのでしょうか?
わかった方は筆者へメールしてください。
素敵なプレゼント(筆者が勝手に思っている)を差し上げます。