
by 内村 政光
いくらツール(道具)を手に入れてもね
ある大工が、とっても切れるノコギリを
手にしました。
またきれいに削れる鉋(かんな)を手に入れました。
そして釘を簡単に打てるトンカチを購入しました。
さて、この大工はこれで素晴らしい家を建てられるでしょうか?
”素晴らしい家”ですよ。 誰しも家を建てるからには、
自分が納得のいく家を建てたいですよね。
大工からみれば、たとえ他人の家だとしてもです。
大工が家を建てる際に、大切なものはなんでしょうか?
ノコギリでしょうか? 鉋でしょうか? トンカチでしょうか?
確かに、ノコギリ等がなくては、家を建てることはできませんが、
基本的なもので大切なものを忘れてはいけません。
それは、
家の設計図です。
どんなに腕の良い大工だとしても、家の設計図がなければ
どこに柱を建て、どこにドアを作り、どんな部屋をつくり、
どんな屋根の形にするのかわかりません。
ビジネスも同じです。
まずは設計図である事業計画書か?
こう答えた方、残念ながらちょっと違います。
事業計画書を作る前に
起業家として何をするつもりなのか?
自分の求めているものは何か?
を明確にする必要があります。
かくいう僕自身も「面白そうだからやってみよう」というのが
動機でした。
でもすぐにそれでは立ち行かなくなりました。
世の中に面白いものは、次々に目の前に現れてきます。
ブログ、メルマガ、ツイッター、Ytube ・・・
これからも、どんどん現れてきます。
起業家として自分が何をするかが明確でなければ、
これが儲かりそうだ、あれがおいしいらしいと
あっちへ行ったり、こっちへ行ったりします。
仮にそれでうまくいったとしても、
それがずっと続かなければ、事業とは呼べません。
では人はそれを何と呼ぶのでしょうか?
一発屋でしょうか?
何と呼ぶにしても、それは事業ではありませんよね。
いまお伝えしたこと(起業家として何をしたいのかが、
明確になっていないから
起業して10年経つと実に96%が廃業しているという
状況になってしまうのではないでしょうか。
96%ですよ。100社起業して、10年後には、4社しか
残らないということです。
では、“これは自分の本当にやりたいことだ!”
“求めているものだ!”と思えるものは、どのように
探し求めるとよいのでしょうか?
これは次回にお伝えします。
お楽しみに!
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