2013年の8月の暑い日でした。
コーチのAさんが、友人から紹介を受けて、
西新宿のスタバで見込み客のOさんに
会った時のことです。
Aさんは、大好きなコーヒーを一口も口にせず、
Oさんの話をじっくりと1時間ほど聴いたそうです。
そしてOさんがAさんに尋ねました。
「Aさんってこれまでどんなことをやってきたのですか?」
Aさんは、聞き役に回っていたためか、口を開くやいなや、
まるでマシンガンのごとく、次から次へとコーチングについて
説明していきました。
30分程話し続けた時でしょうか。Oさんは、「もう結構です」
という言葉を残して、その場から去っていったとのこと。
Aさんはあっけに取られて、暫くは、ポカンとしていたそうです。
相手の話は十分すぎるほど聴いたし、
コーチングについて説明し自分の得意分野も伝えた。
「完璧なプレゼンだった。」と思ったそうです。
しかし、見込み客はきびすを返す様に帰っていったのです。
Aさんは内村に会うまでは、「なぜなのか分からない」と
言っていました。
Oさんはなぜ帰っていったのでしょうか?
Oさんに取って、Aさんがしゃべったことは、
一般的なコーチングの説明にしか聞こえなかったのです。
やってはいけないことの一つです。
では、ここでやるべきことは何だったのでしょうか?
自分を伝える物語り(ストーリー)なのです。
自分は何者かというストーリーを語れば、
普段は見せていない自分の一面を見せられます。
つまり、自分の人柄の一端が伝わることが大切なのです。
例えば、あるコーチが語るストーリーを聞いて、
その人が自分の欠点を素直に認められる人だとわかれば、
完全無欠なふりをせず、逆に難しい課題にも向き合え、
相談できる人物だと思い、信用するようになります。
あなたは、「自分は何者か」という
ストーリーを語っていますか?
もし、語っていないならば、
見込み客を逃している可能性があります。
また、どう語ってよいか分からないと思っているならば、
おすすめの練習機会があります。
3月22日、今週土曜日 10:00スタートです。
新宿区四谷3-11 山一ビル 5階 TFSグループ会議室
丸ノ内線四谷三丁目 徒歩2分
東京消防庁四谷消防署が目印
参加費用:1,000円 今回限りの価格です。
次回から値上げ予定です。