物語のパワーを経営に活かす

会社も起業後、23人で運営している間は意思疎通が簡単で、

目標の共有も難しくはありません。社業が発展するにつれ社員も増えれば

密だったコミュニケーションが不足になる、無くなる、という弊害が出て来ます。

 

そこで社長は経営トップの意思を全社員に伝えようと経営理念を策定します。

ミッション(使命)、ビジョン(ありたい姿)、バリュー(こだわりなど)を

明文化します。

 

朝礼で唱和したり、クレドに落とし込んで毎日、ミーティング前に読む・・・・

などなど、お取り組みの職場も多いと思います。

 

そこで提案したいのが物語りを語り合うということです。

 

多くの場合、理念は抽象的な文言です。

「顧客の潜在的な欲求に半歩先んじて応える」というバリューがあったとします。

 

これを読んだり唱和するだけで社員は何をすれば良いかを理解し、

実行に移すでしょうか。きっと想像を働かせることも難しいでしょう。

 

この抽象的で漠然とした文章の背景にある様々な物語りを詳しく詳しく!!

物語ることが大事です。5人の朝礼であれば一人一人の物語りは当然、

異なる様々なストーリーになります。

 

それらをお互いに聴き合い、イメージしあうのです。 

読む、唱和する、書写する・・・これでは社員の腑に落ちません。

 

自ら文言の背景を良く考えて自分の物語りとして仲間に語り、それを続けることで

理想的な物語りに磨き上げられ職場の文化が育つのです。

 

物語りのパワーを経営にも活かしたいですね。