1月5日、年明け早々、ビジョンづくりを開始!
かっこいい言葉はいらない!
社長のHさんは昨年12月末、つまりクリスマスそして年末から年始にかけて
ともに働く従業員に「自分のおもい(経営理念)」を伝えようと
鉛筆を握り締めていました。
その間ずっと
「感じては書いてみて、書いてみては感じてみて、 また
考えては書いてみて、書いてみては考えて」の
連続だったそうです。
内村からお願いしたことは…
「かっこいい、耳障りのよい言葉はいりません。
社長のおもいを従業員に伝わるような言葉でお願いします」
と一言。
それを受けたH社長の「おもい」は…
「喜んでくれる人を一人でも多く」
これを聴いたとき、
「何て、ストレートで心に響く言葉なんだろう!」と
じ~んと胸が熱くなりました。
【ビジョンづくりの肝とは・・・】
そこでビジョンづくりの一番に
H社長の「会社創業へのおもい」を語ってもらいました。
そして、創業時の苦労話を交えたA社の歴史を続けてもらったところで、
室内の気温が“グン”と上がったのは言うまでもありません。
【ビジョンなんかいらない!】
このまま上がった気温で調子よく行くのだろうと
参加者全員が思っていた矢先…
「ビジョンなんかいらない! 妥協して創ったビジョンなんか
一月も経ったらほこりだらけになって部屋の片隅に追いやられてしまうんだ」
「これから創るのは5年、10年と語り継がれていくビジョンを創る!」と
ビジョンづくりの目的を共有。
目的が共有できたところで、
参加者全員が思い思いのキーワードを書いたポストイットを
模造紙にどんどん貼っていきます。
まとまらないアイディア
全員、模造紙にポストイットを貼り切ったところで、
意味の似通った幾つかのアイディアにまとめます。
そして、そのグループにタイトルをつけていくのが流れなのです。
ところが…
まとまりません!
あれや、これやとやってみては、もどし、
もどしては、やってみるのですが…
そうこうしているうちにも時間はどんどん経っていきます。
それでも妥協はしません!
そしてKさんのアイディアでポストイットがグループ化して
まとまり、いよいよそれを基に説明文の作成に入ります。
これで何回目だ?
視点を変え、アプローチを変え、
妥協を排し、満足のいくものができたところで
ポストイットのキーワードを基に説明文を作成しました。
ここで時間切れとなり、続きは次回となりました。
気がつくと
ビジョンづくりの開始から9時間はとっくに過ぎていましたが、
参加者全員の顔には充実感が溢れていました。
その充実感は次の言葉からも充分伺えます。
「お互いにきちんと意見を言ったり聴いたりして、考えながら
納得して進めることができた」 Hさん
「時間があっと言う間に過ぎてしまった。 良かった!」 Sさん
「続きを是非やりたい!」Bさん
「具体的に話し合うことができて満足」Yさん
ここからが本番だ!
さて、いよいよ次は、全員でビジョンを共有化していきます。
お楽しみに!
つづく・・・
ファシリテーションによるビジョンづくりにご興味のある方は…